2008年05月14日

ハイテクとローテクの共存/ミラノサローネ2008詳報セミナー

一度は行ってみたい、あこがれのミラノ・サローネ。
今年のwhat's newは、atelier Su’さんのブログ(連載中)と、
ホームファッション・コーディネーター堀和子さんの報告で目下、情報収集中。
新宿OZONEで行われた、「ミラノサローネ2008詳報セミナー」に参加しました。


ハイテクとローテクの共存/ミラノサローネ2008詳報セミナー

海外のホームファッショントレンドを、
朝日新聞や日経流通新聞に掲載している堀さんのサローネ報告で。
堀さんのセミナーは、次から次へと聞いたことのない有力デザイナーやメーカーの名前が飛び出し、
その特徴と傾向を解説していくので、たいへん新鮮で刺激的です。

最近の潮流は、環境問題、文化、伝統、手仕事、遊び心、前衛性に重きを置いたデザイン、
つまり「ハイテクとローテクの共存」「エコロジービジネス」に期待が持たれているそうです。
色彩もアースカラーが中心、素材を活かした上質なクラフト感が好まれ、
クラシック要素をモダンにリファインしたものが多く見られたようです。

昨年、パリの「メゾン・エ・オブジェ」に参加した時も感じたのですが、
世界のインテリアファッション市場はEUの三国、ドイツ・フランス・イタリアに多くが占められている。
こちらに来ると、つくづく日本は Far East だなあと思う。
トヨタやソニーに続いて、日本の手仕事文化が注目を浴び、対等に評価される日は来るのだろうか。
いつか、ミラノサローネの会場で日本の家具の素晴らしさを紹介したいものです。


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Posted by kittsan at 23:44│Comments(4)家具の事
この記事へのコメント
ダンナの大学同期がソニ−デザインセンターにいて、毎回ミラノサローネに偵察に行っているのですが、やっぱ日本でモノ売るんだったら、逆輸入が簡単なんだよなあ〜と言っています。
むこうで評価されるのがてっとり早いと…。
そんなソニーが考えてるようなこと、零細企業が手を出すには勇気がいりますけど、やはり必要なのかも。
でも何より問題なのは、日本国内での職人の地位が低いことだと思ってます。
ヨーロッパでは職人はもっと認められているもの…。
技術より値段、安いにこしたことはないという社会が、世界との隔たりを作っているんだあ〜!
kittsannを見習ってウチもがんばらねば!
Posted by フォレストビュー/いちかわ at 2008年05月15日 07:33
国際家具見本市に参加する事。
グッドデザイン賞にチャレンジする事。
メゾン・エ・オブジェに出展する事。
夢を持っているときが一番良いですね。
一時の夢をお金を切り詰めて買っているようなもの。
過酷なビジネスの世界に巻き込まれたら、
私たち職人なんてイチコロでしょう。
ブーメラン効果もあるとは思いますが、
それだけではつまらないですよね。
F・ビュー/市川さん、夢をビジネスにしてください。
Posted by kittsankittsan at 2008年05月15日 11:53
Kittsanの勉強熱心さには、脱帽です。
できましたら、このブログで表記されている、atelier Su' の箇所、
リンクはっていただけますか?よろしくお願いいたします。
Posted by すーさんすーさん at 2008年05月18日 21:21
実はリンク張ろうか迷ったんですよ。
何故ならば、今回はとりあえず堀さんの話だもんですから。
でも、やっぱり張ります。
その代わり、サローネレポート、よろしく!
.
Posted by kittsankittsan at 2008年05月19日 01:28
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