2013年01月25日

平成の街に昭和がぽっかり/ラーメン「吟月」

丸井・松坂屋裏通りのラーメン屋さん「吟月」。
特に美味しいというわけではないけれど、
この雰囲気に惹かれて通ってしまいます。

平成の街に昭和がぽっかり/ラーメン「吟月」

カウンター11席のみ。
壁には紙に書いたお品書きでぎっしり。
煤や油で黄色くなっています。
天井近くにテレビがありサッカーをやっていました。

椅子に座ると同時に主人が水とお絞りを渡して、
「お兄さん、久しぶり、元気だった?」
いつ行っても、どの客にも、ほとんど同じセリフの第一声。

「○○お願いします。」「ハーイ!」
混んでいるときは奥さん(でしょう)が給仕役。

本を読んで待っていると、10分もしないで、
「はいお待ち。旦那、聖書読んでるの?」
突然の声かけに、なんて言葉を返すか?
「ならいいけどね。」とわたし。
この主人に気の利いた相づちが打てるには、まだまだ修行が足りません。
女性客の姿を見たことがありませんが、女性とはどんな会話をするんでしょう?

ラーメン400円。
ラーメン+餃子などの定食700円から。
味は昔からある、なじみのラーメン。
すご〜くウマイとも思えないけれど、出来たて熱々。

再開発されたら消えてしまいそうな、
ビルの片隅にへばりついたラーメン屋「吟月」。
でも、この店のたた住まいと、主人のくせのある接客は、
たいせつな昭和の遺産と思えてしまい、ぜひ続いていて欲しいと思います。



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Posted by kittsan at 09:16│Comments(2) 食物の事
この記事へのコメント
決して衛生的とは言えない店内と、
外から覗くと猛烈に「入ってこい」と手招きをする個性的な店主ですが、
近くに勤務していた時はやはり通っておりました(笑)
続いて欲しいお店ですね。
Posted by sue at 2013年01月27日 00:05
sueさん、コメントありがとうざいます。

けっこう馴染みの方が多いですね。
ご主人のキャラが好き嫌いを分けるんでしょうけれど、
何か気になる店ですよね。

時々行きたくなる店です。
Posted by kittsan at 2013年01月28日 10:10
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平成の街に昭和がぽっかり/ラーメン「吟月」
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