2012年11月05日

古(いにしえ)が今と並んだ・・・11月の京都。

11月に入った最初の週末。
半分は仕事、半分は観光と欲張って、
京都で開かれている仏壇の展示会に行ってきました。

「都メッセ」で開催されている全国仏壇産地展示会。
家具仲間が誘ってくれて、今回が初めの入場。
徳島の優れた仏壇メーカーのブースで社長はじめ担当者に紹介いただいた。
伝統的な形からモダンまで、質の高い仏壇が勢揃い。
この素晴らしい会社とお付き合い頂けそうな気配で、行った甲斐があった。

古(いにしえ)が今と並んだ・・・11月の京都。

一方、「京都博物館」で同時期開催の「京都仏具四人展」。
取引先の社長さんに、和室大広間の会場内を案内していただく。
今も日本のかけがえのない手仕事の遺産がここに生きている。
ひとつひとつ、ため息が出るような質の高い工芸品の数々。
その中に「吉蔵」を加えて頂いていることの感謝とともに、
まだまだ京都のレベルに達していない、と身の締まる思いがした。

西本願寺門前町にある仏壇の小売り屋さん。
取り揃えてある仏壇や仏具の豊富さと品のよさ。
ギフトショーで知り合い取引いただいている、
オーナー若夫婦のセンスのよさが店内のしつらえに生きていて、たいへん参考になった。


古(いにしえ)が今と並んだ・・・11月の京都。

さて、仕事を終えて行きたかったのは、この時期一般公開の「京都御所」
伸びやかでおおらかで。簡素でありながら気品に満ちて・・・。
同じアジアの宮殿でも、中国の紫禁城、韓国の景福宮とは全く違う。
茅葺きの屋根をはじめ、木の文化が至るところに生かされている。

古(いにしえ)が今と並んだ・・・11月の京都。

日本人のきめ細かさの象徴のような文化遺産「御所」。
数年前以来再び、私の最も好きな日本建築を訪れることが出来た幸せを噛みしめた。
どうぞ、この美しさが日本人のこころから失われることのないように。

京都は「古(いにしえ)が今に生きている希有の都。
伝統と革新のバランス感覚を、その土地に住む人々はよく知っていると思う。
なるほど、今年から制定された「古典の日」も京都が発信地だったんだ。

古(いにしえ)が今と並んだ・・・11月の京都。






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Posted by kittsan at 09:05│Comments(0)旅の事
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