2016年09月20日
萩と秋明菊と彼岸花
9月に入ってから不順な天気が続いています。
だいぶ前、私が顔に帯状疱疹が出来て入院したのもこの頃、
今年は妻が初旬から熱が出たり引っ込んだりするので、
病院に行ったら軽い肺炎だったりして。

そんなこんなで、連休は家事に追いまくられています。
三度三度の食事の支度、洗濯機を回して物干しに行き、
ついでに金魚の水を替えたり、台所をかたづけ、風呂の掃除をしたり・・・。
朝のウォーキングとストレッチも忘れがちで、
腰の痛みも少しも衰えず・・・。
ノートが斜めに置いてあるだけで気になる几帳面な私が、
時々どうでもよくなれ、とふてくされ気味な毎日。

それでも、ごみ収集所に咲く白い彼岸花は
今年もつぼみが膨らんできました。
また、家の玄関の猫額の庭には、秋明菊の花が一輪。
そして、ご近所の庭園の垣根から溢れ出る枝の、
満開の萩の花が風に揺られて、こぼれ落ちている風景。
秋には秋の、可憐ではかない日本の花があちこちに咲いています。

蒸し暑かったり涼しかったり、重陽の9月は何とも曖昧な季節。
夏掛け一つでは寒くなってきた今日この頃。
忙しさに紛れて、キチンと生活を立てていないと、
私にもウイルスが忍び寄って来そうで、ご用心ご用心。
だいぶ前、私が顔に帯状疱疹が出来て入院したのもこの頃、
今年は妻が初旬から熱が出たり引っ込んだりするので、
病院に行ったら軽い肺炎だったりして。

そんなこんなで、連休は家事に追いまくられています。
三度三度の食事の支度、洗濯機を回して物干しに行き、
ついでに金魚の水を替えたり、台所をかたづけ、風呂の掃除をしたり・・・。
朝のウォーキングとストレッチも忘れがちで、
腰の痛みも少しも衰えず・・・。
ノートが斜めに置いてあるだけで気になる几帳面な私が、
時々どうでもよくなれ、とふてくされ気味な毎日。

それでも、ごみ収集所に咲く白い彼岸花は
今年もつぼみが膨らんできました。
また、家の玄関の猫額の庭には、秋明菊の花が一輪。
そして、ご近所の庭園の垣根から溢れ出る枝の、
満開の萩の花が風に揺られて、こぼれ落ちている風景。
秋には秋の、可憐ではかない日本の花があちこちに咲いています。

蒸し暑かったり涼しかったり、重陽の9月は何とも曖昧な季節。
夏掛け一つでは寒くなってきた今日この頃。
忙しさに紛れて、キチンと生活を立てていないと、
私にもウイルスが忍び寄って来そうで、ご用心ご用心。
2016年07月15日
石川啄木 夏のうた
先日の茶会で、待合にあった掛け軸。
ほとばしる喞筒の水の
心地よさよ
しばしは若きこころもて見る 啄木
うざったい歌ばかりだと思っていたら、
こんなさわやかな夏のうたがありました。
やっぱり啄木は天才です。
好きだ。
(喞筒はポンプと読むそうです。)

因みに本席では写真を撮らなかったのですが、
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指の間より落つ 啄木
でした。
こちらも深い歌ですよね。
ほとばしる喞筒の水の
心地よさよ
しばしは若きこころもて見る 啄木
うざったい歌ばかりだと思っていたら、
こんなさわやかな夏のうたがありました。
やっぱり啄木は天才です。
好きだ。
(喞筒はポンプと読むそうです。)
因みに本席では写真を撮らなかったのですが、
いのちなき砂のかなしさよ
さらさらと
握れば指の間より落つ 啄木
でした。
こちらも深い歌ですよね。
タグ :石川啄木
2013年06月01日
五月雨に花橘のかをる夜は・・・
例年は、6月のKAGUメッセの頃、梅雨入り宣言がありました。
しかし、今年は5月下旬にすでに梅雨入りとなり、曇り空の日々が続いています。
鬱陶しい季節を嫌う私たちですが、こんな和歌もあるそうです。
五月雨に花橘のかをる夜は
月澄む秋もさもあらばあれ 崇徳院
月も星もない五月雨の夜、冴え冴えとした橘の芳香が漂う。
その趣は、月澄む秋もどうでもよいと思う素晴らしさだ 。
(5月30日の朝日新聞の天声人語より)

そうは言ってもメッセの準備には晴れの日がほしいものです。
早朝、空を見上げたら、真上に「下弦の月」が昇っていました。
いにしえ人は、大人の時間にしか見れないその頃の月をこよなく愛したそうです。
ところで、下弦上弦とは月の欠けた姿を言うのではなく、旧暦の上旬の月を上弦、
満月(15日)を過ぎた下旬(22・23日)の月を下弦と言うのだそうです。
「もののあはれと日本の美」展にいって、今さらながら学びました。
さて、今月はまもなく「シズオカKAGUメッセ2013」が始まります。
その準備も大詰めにきて、少しづつ会場のブースの設営が行われます。
今日はパネルとタイルカーペットを自社ブースに納めます。
今週は休日無しの毎日です。
<シズオカKAGUメッセ2013>
会期 6月4日(火) 5日(水) 6日(木) 業者商談日 9:00〜17:00
(入場に際し名刺が必要です)
6月7日(金) 休館日
6月8日(土) 9日(日) 一般公開日 10:00〜17:00
(その場で家具等販売します)
会場 しずおかツインメッセ 北館
しかし、今年は5月下旬にすでに梅雨入りとなり、曇り空の日々が続いています。
鬱陶しい季節を嫌う私たちですが、こんな和歌もあるそうです。
五月雨に花橘のかをる夜は
月澄む秋もさもあらばあれ 崇徳院
月も星もない五月雨の夜、冴え冴えとした橘の芳香が漂う。
その趣は、月澄む秋もどうでもよいと思う素晴らしさだ 。
(5月30日の朝日新聞の天声人語より)

そうは言ってもメッセの準備には晴れの日がほしいものです。
早朝、空を見上げたら、真上に「下弦の月」が昇っていました。
いにしえ人は、大人の時間にしか見れないその頃の月をこよなく愛したそうです。
ところで、下弦上弦とは月の欠けた姿を言うのではなく、旧暦の上旬の月を上弦、
満月(15日)を過ぎた下旬(22・23日)の月を下弦と言うのだそうです。
「もののあはれと日本の美」展にいって、今さらながら学びました。
さて、今月はまもなく「シズオカKAGUメッセ2013」が始まります。
その準備も大詰めにきて、少しづつ会場のブースの設営が行われます。
今日はパネルとタイルカーペットを自社ブースに納めます。
今週は休日無しの毎日です。
<シズオカKAGUメッセ2013>
会期 6月4日(火) 5日(水) 6日(木) 業者商談日 9:00〜17:00
(入場に際し名刺が必要です)
6月7日(金) 休館日
6月8日(土) 9日(日) 一般公開日 10:00〜17:00
(その場で家具等販売します)
会場 しずおかツインメッセ 北館
2013年01月04日
幸せな国・幸せな私 「正月三が日の過ごし方」
2012年の春、明けましておめでとうございます。
この時だけ、日本中にまったりした空気が流れるお正月。
皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか?
元旦
年越しの掃除を終えてわずかな就寝。
午前中、もう何十年も続いている町内の新年拝賀式に参列。
巳年の話題が登場する挨拶の間を、進行役の私がつないでいく。
この時だけはJapan(漆)の器にかこまれ、おとそおせち雑煮と続く我が家の新年会。
午後は氏神様の住吉神社へ初詣、と義父のお墓参り。


一月二日
ゆっくり寝ている家族を後に、安倍川に掛かる静岡大橋目指してウォーキング。
今年はことのほか年末年始が寒かったが、この日ばかりはポカポカ。
街中へ帰り、百貨店の初売りの大混乱に遭遇し、ドット歩き疲れが生じた。
夜は子供達と妻の実家へ新年の挨拶。

一月三日
三が日最後は恒例行事なしで、家族とともに車で遠出をする。
温泉+ごちそう+レクリエーションと、もりだくさんの「ヤマハつま恋」へ。
初めて挑戦した「アーチェリー」競技が抜群に面白い。
家族3人、それぞれ6本の矢をまるい的に向けて弓を引く。
細かく説明を受けて開始したが、1回目は的の中に入らず0点。
それでもだんだんコツが分かり、最終6回目は6本とも的へ突き刺さった。
こんなへっぴり腰でも、落ち着いて弓を射れば、かなりの成功率になりました。

仕事のことは極力忘れて、正月の幸せなひとときに身を委ねる。
何処の国とも違った国民の行事に、今年も参加できて感謝でした。
この時だけ、日本中にまったりした空気が流れるお正月。
皆さんいかがお過ごしでしたでしょうか?
元旦
年越しの掃除を終えてわずかな就寝。
午前中、もう何十年も続いている町内の新年拝賀式に参列。
巳年の話題が登場する挨拶の間を、進行役の私がつないでいく。
この時だけはJapan(漆)の器にかこまれ、おとそおせち雑煮と続く我が家の新年会。
午後は氏神様の住吉神社へ初詣、と義父のお墓参り。


一月二日
ゆっくり寝ている家族を後に、安倍川に掛かる静岡大橋目指してウォーキング。
今年はことのほか年末年始が寒かったが、この日ばかりはポカポカ。
街中へ帰り、百貨店の初売りの大混乱に遭遇し、ドット歩き疲れが生じた。
夜は子供達と妻の実家へ新年の挨拶。

一月三日
三が日最後は恒例行事なしで、家族とともに車で遠出をする。
温泉+ごちそう+レクリエーションと、もりだくさんの「ヤマハつま恋」へ。
初めて挑戦した「アーチェリー」競技が抜群に面白い。
家族3人、それぞれ6本の矢をまるい的に向けて弓を引く。
細かく説明を受けて開始したが、1回目は的の中に入らず0点。
それでもだんだんコツが分かり、最終6回目は6本とも的へ突き刺さった。
こんなへっぴり腰でも、落ち着いて弓を射れば、かなりの成功率になりました。

仕事のことは極力忘れて、正月の幸せなひとときに身を委ねる。
何処の国とも違った国民の行事に、今年も参加できて感謝でした。
2012年12月26日
年末、20日以降の過ごし方
12月16日の総選挙投票日以降、どうも気分が優れない。
「どうみても、こんな結果おかしい。」
「ああ、もう日本から脱出したい。」
なんて、つまらぬ事ばかりつぶやいている。
それでも年の瀬は慌ただしく、雑用が追いかけてくる。

12月21日 冬至
忙しい年末のほっこりした一日。
でも、とうじのとうじつは忘れていて、次の日になった。
柚子湯に浸かって、南瓜を食べて、一年間健康ありがとう。

12月24日 クリスマスイブ
日本中が大騒ぎをしていて、うんざり。
そうだ、こんな時こそクリスマスカードを書こう。
いつもご贔屓にして下さる、イギリスのB氏へ。

12月26日 今日
年内納品があと3件ある。
忙しい時間をぬって沼津へ。
どうしても解りたい自分流ホームページ。
来年はその解析に時間を取ろう。
年末年始休暇の前に会社の大掃除がある。
たまりに溜まった作業場、塗装場。
2〜3日で整理できるの?

「年賀状、そろそろ買わなくては。」妻が言った。
それを聞いて、忙殺されている神経がプッツン。
「今年から年末には出さないよ。」
もう、年賀状はやめようと、前から思っていた。
郵政省の遺物に、さらになんで忙しくさせられなければならないの?
新年の挨拶は、facebookもblogもhomepageも、
それに電話やメールでやっているでしょう?
落ち着いて、新年になったら、挨拶や抱負を。
それも、当たりもしないお年玉年賀ハガキでなく。
脱年賀状、卒年賀状。
そう決心したら、体中がスッキリした。
さあ、今日もひとがんばり。
「どうみても、こんな結果おかしい。」
「ああ、もう日本から脱出したい。」
なんて、つまらぬ事ばかりつぶやいている。
それでも年の瀬は慌ただしく、雑用が追いかけてくる。

12月21日 冬至
忙しい年末のほっこりした一日。
でも、とうじのとうじつは忘れていて、次の日になった。
柚子湯に浸かって、南瓜を食べて、一年間健康ありがとう。

12月24日 クリスマスイブ
日本中が大騒ぎをしていて、うんざり。
そうだ、こんな時こそクリスマスカードを書こう。
いつもご贔屓にして下さる、イギリスのB氏へ。

12月26日 今日
年内納品があと3件ある。
忙しい時間をぬって沼津へ。
どうしても解りたい自分流ホームページ。
来年はその解析に時間を取ろう。
年末年始休暇の前に会社の大掃除がある。
たまりに溜まった作業場、塗装場。
2〜3日で整理できるの?

「年賀状、そろそろ買わなくては。」妻が言った。
それを聞いて、忙殺されている神経がプッツン。
「今年から年末には出さないよ。」
もう、年賀状はやめようと、前から思っていた。
郵政省の遺物に、さらになんで忙しくさせられなければならないの?
新年の挨拶は、facebookもblogもhomepageも、
それに電話やメールでやっているでしょう?
落ち着いて、新年になったら、挨拶や抱負を。
それも、当たりもしないお年玉年賀ハガキでなく。
脱年賀状、卒年賀状。
そう決心したら、体中がスッキリした。
さあ、今日もひとがんばり。
2012年09月09日
9月9日 重陽の節句
9月9日、今日は「重陽の節句」。
現代人にとって、桃、端午、七夕ほどの季節感はありませんが、
暦の上では最も重要な季節の節目(節句)だったようです。
しかも大安が重なり、最高のめでたい日となりました。
旧暦9月9日は陰陽道の考え方から 陽数(奇数)の最大値である
9が重なることから「重陽」と呼ばれる。
五 節句中、最も高い不吉をお払いするための数々の行事が行わた。
のちに長寿を願う縁起のいい日と言われるようになったそうです。
<草の戸や日暮れてくれし菊の酒> 芭蕉
菊の花を飾り、花びらを浮かべたきく菊酒を酌み交わし、
長寿を祝う重陽の節句を詠んだ俳句。
(静岡新聞9/9朝刊から引用)

和菓子 <きせ綿>
重陽前夜、菊の花を真綿で覆って夜露と香りを移しとり、
翌朝、その綿で体や顔を拭い、延命を祈願した。
その姿をもした和菓子。
先日、我が工房にお越し下さった老舗和菓子処「やましろや」さんへ、
昨日、家具のご相談に伺った折いただいて参りました。
菊が主人公の「重陽の節句」。
新暦ではまだまだ暑く、菊の季節ではないので実感が沸きませんが、
和菓子「きせ綿」をいただいて、しばし秋の気分を満喫しました。
現代人にとって、桃、端午、七夕ほどの季節感はありませんが、
暦の上では最も重要な季節の節目(節句)だったようです。
しかも大安が重なり、最高のめでたい日となりました。
旧暦9月9日は陰陽道の考え方から 陽数(奇数)の最大値である
9が重なることから「重陽」と呼ばれる。
五 節句中、最も高い不吉をお払いするための数々の行事が行わた。
のちに長寿を願う縁起のいい日と言われるようになったそうです。
<草の戸や日暮れてくれし菊の酒> 芭蕉
菊の花を飾り、花びらを浮かべたきく菊酒を酌み交わし、
長寿を祝う重陽の節句を詠んだ俳句。
(静岡新聞9/9朝刊から引用)

和菓子 <きせ綿>
重陽前夜、菊の花を真綿で覆って夜露と香りを移しとり、
翌朝、その綿で体や顔を拭い、延命を祈願した。
その姿をもした和菓子。
先日、我が工房にお越し下さった老舗和菓子処「やましろや」さんへ、
昨日、家具のご相談に伺った折いただいて参りました。
菊が主人公の「重陽の節句」。
新暦ではまだまだ暑く、菊の季節ではないので実感が沸きませんが、
和菓子「きせ綿」をいただいて、しばし秋の気分を満喫しました。
2012年09月03日
9月の声を聞いて
9月の天気はうつろいやすい。
ウンザリする残暑が続いていた昼に変わって、夜になったら雨の音。
たしかに、9月の声とともに夏休みも終わり、季節は着実に変わっていく。
そんな秋の気配を感じさせて、西洋の古典音楽と日本の古典芸能が静岡にやってくる。
毎年恒例のグランシップ伝統芸能シリーズ「文楽・人形浄瑠璃」。
演目は・桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
・二人禿
・義経千本桜(すしやの段)
特に昼の部「桂川連理柵」は世話物で、
親子ほど年の離れた男女の心中事件を題材にした作品。
9月に東京国立小劇場で上演の、文楽「夏祭浪花鑑」のチケットが取れなかったので、
今回は静岡で、珍しい作品の鑑賞です。
着物を着ていくとプレゼントあり、とか。
たまには夫婦で着物姿もいいな、とその日を楽しみにしています。

ドイツからバンベルク交響楽団が静岡にやって来ます。
指揮は、有名な巨匠ヘルベルト・ブロムシュテット。
「祝85歳記念コンサート」と銘打っているので、もうそんな歳になるんですね。
演目は ベートーヴェン・交響曲第3番「英雄」
ベートーヴェン・交響曲第7番
ともに、1曲でコンサートが成り立つほどの大曲。
こんな壮大な曲を続けて2曲も、高齢のブロムシュテットさん大丈夫かなぁ。
土壇場になって、指揮者変更なんてことにならないように祈るばかり。
この秋は久しぶりに芸術三昧。
静岡にいて、比較的安価でこうした世界的な文化遺産を楽しむことが出来るありがたさ。
体調をととのえて、ゆったりと、楽しみたいと思っています。
ウンザリする残暑が続いていた昼に変わって、夜になったら雨の音。
たしかに、9月の声とともに夏休みも終わり、季節は着実に変わっていく。
そんな秋の気配を感じさせて、西洋の古典音楽と日本の古典芸能が静岡にやってくる。
毎年恒例のグランシップ伝統芸能シリーズ「文楽・人形浄瑠璃」。
演目は・桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
・二人禿
・義経千本桜(すしやの段)
特に昼の部「桂川連理柵」は世話物で、
親子ほど年の離れた男女の心中事件を題材にした作品。
9月に東京国立小劇場で上演の、文楽「夏祭浪花鑑」のチケットが取れなかったので、
今回は静岡で、珍しい作品の鑑賞です。
着物を着ていくとプレゼントあり、とか。
たまには夫婦で着物姿もいいな、とその日を楽しみにしています。

ドイツからバンベルク交響楽団が静岡にやって来ます。
指揮は、有名な巨匠ヘルベルト・ブロムシュテット。
「祝85歳記念コンサート」と銘打っているので、もうそんな歳になるんですね。
演目は ベートーヴェン・交響曲第3番「英雄」
ベートーヴェン・交響曲第7番
ともに、1曲でコンサートが成り立つほどの大曲。
こんな壮大な曲を続けて2曲も、高齢のブロムシュテットさん大丈夫かなぁ。
土壇場になって、指揮者変更なんてことにならないように祈るばかり。
この秋は久しぶりに芸術三昧。
静岡にいて、比較的安価でこうした世界的な文化遺産を楽しむことが出来るありがたさ。
体調をととのえて、ゆったりと、楽しみたいと思っています。
2011年10月10日
十三夜の茶会
夕暮れ時、澄み切った東の空を見ると、僅かに左下が欠けた月が・・・。
そう、昨日は「十三夜」。
十三夜にちなんでしつらえられた茶会に、参加してきました。

二月に一度の茶会「遊子連」は、素人の私にも十分リラックスして出来る体験。
主人のMさんの、飾らない気さくなおもてなしに、身も心もくつろげます。
もちろん作法はあるのですが、基本はこのひとときをいかに楽しく過ごすかですから。

今回はアイセルにある茶室「葵心庵」にて。
階上に設けられた庭からも、美しい十三夜の月が望めます。
今夜は、簡単な食事も頂ける、飯後の茶事の席にお招き頂き、
菓子、薄茶の前に、吸物、八寸、酒などをごちそうになりました。

床の間の掛け軸には、
後の月(十三夜)のために読まれた俳句。
なんと、角川春樹さんの句だそうで、選ばれた主人も驚いていました。

一旦座を外す、中立の時間があり再び庭へ。
酒でほてった顔に、夜風が心地良く染みてきます。
再び茶席へ戻ると、床の間に掛け軸はなく、一輪のしゅうめい菊が・・・。
時は流れて同じ事を繰り返さない、茶の世界のもてなしの現代性。
招かれる正客も、その習わしを知らなければ・・・。
にわか正客の私は、消えた掛け軸のいわれを、後の場で聞いてしまう粗相をいたしました。

四季折々、様々な装いで開かれる茶会の宴。
主人と客の一期一会のひととき。
極上の日本文化を堪能させていただきました。
そう、昨日は「十三夜」。
十三夜にちなんでしつらえられた茶会に、参加してきました。

二月に一度の茶会「遊子連」は、素人の私にも十分リラックスして出来る体験。
主人のMさんの、飾らない気さくなおもてなしに、身も心もくつろげます。
もちろん作法はあるのですが、基本はこのひとときをいかに楽しく過ごすかですから。

今回はアイセルにある茶室「葵心庵」にて。
階上に設けられた庭からも、美しい十三夜の月が望めます。
今夜は、簡単な食事も頂ける、飯後の茶事の席にお招き頂き、
菓子、薄茶の前に、吸物、八寸、酒などをごちそうになりました。

床の間の掛け軸には、
踏みて知る
地の寂けさや
後の月
地の寂けさや
後の月
後の月(十三夜)のために読まれた俳句。
なんと、角川春樹さんの句だそうで、選ばれた主人も驚いていました。

一旦座を外す、中立の時間があり再び庭へ。
酒でほてった顔に、夜風が心地良く染みてきます。
再び茶席へ戻ると、床の間に掛け軸はなく、一輪のしゅうめい菊が・・・。
時は流れて同じ事を繰り返さない、茶の世界のもてなしの現代性。
招かれる正客も、その習わしを知らなければ・・・。
にわか正客の私は、消えた掛け軸のいわれを、後の場で聞いてしまう粗相をいたしました。

四季折々、様々な装いで開かれる茶会の宴。
主人と客の一期一会のひととき。
極上の日本文化を堪能させていただきました。
2011年08月01日
8月の朝の日常
朝、公園側の道路を通ったら、我が家のフェンスに朝顔が咲いていた。
「今日は最高! 25個の花が咲いたよ。」母が言った。
あまりに清楚で愛らしいので、花をカメラに収めていた。
向こうから来た、迎えのおばさんが自転車から降り、
「お母さんが大事に育てているからたくさんに。きれいね。」と声を掛けた。
以前、親戚の子供が学校からもらってきた朝顔の種。
猫の額の地面からフェンスにからまって、こんなに大きくなった。

となりの公園で、今年も夏期ラジオ体操が始まりました。
こうした日常が、毎年毎年続いていくありがたさ、かけがえのなさ。
幸せな静岡も、今日から8月。
8月の盆休みを前倒しにして、福島の被災地に行ってこようと思います。
静岡から、仲間とバスツアーで2泊3日。何かお手伝いも出来たら。
それから8月最後の1週間。(8/24〜30)
松坂屋静岡店7Fにて、吉蔵展示会「和のある暮らし展」を予定しています。

「今日は最高! 25個の花が咲いたよ。」母が言った。
あまりに清楚で愛らしいので、花をカメラに収めていた。
向こうから来た、迎えのおばさんが自転車から降り、
「お母さんが大事に育てているからたくさんに。きれいね。」と声を掛けた。
以前、親戚の子供が学校からもらってきた朝顔の種。
猫の額の地面からフェンスにからまって、こんなに大きくなった。

となりの公園で、今年も夏期ラジオ体操が始まりました。
こうした日常が、毎年毎年続いていくありがたさ、かけがえのなさ。
幸せな静岡も、今日から8月。
8月の盆休みを前倒しにして、福島の被災地に行ってこようと思います。
静岡から、仲間とバスツアーで2泊3日。何かお手伝いも出来たら。
それから8月最後の1週間。(8/24〜30)
松坂屋静岡店7Fにて、吉蔵展示会「和のある暮らし展」を予定しています。

2011年07月01日
なにげないこと
NHKテレビ「クローズアップ現代」で、ドナルド・キーン氏の事を取り上げていた。
私たちにも馴染みの深いキーン氏は、日本文学研究で知られる米コロンビア大名誉教授。
今度の震災をきっかけに、余生を日本で送ろうと、帰化することとなったそうです。

国谷裕子キャスターとのインタビューで、日本のお好きな所は?と問われて、
「なにげないこと」と答えていました。
露地で会ったおばあさんが、「おかえりなさい。」と声を掛けてくれる。
傘を差し出されて、「すぐにお返しできないかも知れない。」と言うと、
「いいですよ。どうぞお使い下さい。」と返事が返ってくる。
僅かな金額の買い物でも、「ありがとうございます。」の言葉がついてくる。
「なにげないこと」を「さりげなく」、言葉や身体で表す日本人。
震災での国民の行動を見て、その感を一層強めたのでしょうね。
(オオッと!、ここまで来て歯が浮き、身体が痒くなってきてしまいました。)

先日、職人さんの所へ行く途中、少しばかり大きくなった早苗が、
ちょうど緑の波が繰り返すように、右へ左へ後へ前へ、なびいていました。
その特別珍しくもない風景の、何とも言えない懐かしさ、清々しさ。
車を降り、携帯のカメラを向け、シャッターを何度も押しました。
そしてそれを、今月のタイトルバックの画像としました。
今日から7月。
もう、梅雨明けのような猛暑が続いています。
長い夏、なにげないことに心を洗われて、ゆったりと過ごしていきましょう。
私たちにも馴染みの深いキーン氏は、日本文学研究で知られる米コロンビア大名誉教授。
今度の震災をきっかけに、余生を日本で送ろうと、帰化することとなったそうです。

国谷裕子キャスターとのインタビューで、日本のお好きな所は?と問われて、
「なにげないこと」と答えていました。
露地で会ったおばあさんが、「おかえりなさい。」と声を掛けてくれる。
傘を差し出されて、「すぐにお返しできないかも知れない。」と言うと、
「いいですよ。どうぞお使い下さい。」と返事が返ってくる。
僅かな金額の買い物でも、「ありがとうございます。」の言葉がついてくる。
「なにげないこと」を「さりげなく」、言葉や身体で表す日本人。
震災での国民の行動を見て、その感を一層強めたのでしょうね。
(オオッと!、ここまで来て歯が浮き、身体が痒くなってきてしまいました。)

先日、職人さんの所へ行く途中、少しばかり大きくなった早苗が、
ちょうど緑の波が繰り返すように、右へ左へ後へ前へ、なびいていました。
その特別珍しくもない風景の、何とも言えない懐かしさ、清々しさ。
車を降り、携帯のカメラを向け、シャッターを何度も押しました。
そしてそれを、今月のタイトルバックの画像としました。
今日から7月。
もう、梅雨明けのような猛暑が続いています。
長い夏、なにげないことに心を洗われて、ゆったりと過ごしていきましょう。
2011年01月03日
新年正月に見る静岡の絶景
2011年、あけましておめでとうございます。
年末から年始にかけ寒い日が続きましが、お正月いかがお過ごしでしょう。
私の元旦は、例年どおり町内の拝賀式に参列。
続いて、家族で屠蘇とおせちで新年を祝います。
元旦の新聞を眺め、年賀状を見たり、年始番組を録画したり、
街も静かに、一日が過ぎてゆきました。

二日目。
風もなく、穏やかな正月。
澄み切った空に誘われて、久しぶりにウォーキングに出掛けました。
目的地は、いつも素晴らしい眺めと感心しているあの場所。
普段、職人さんの帰りに通る「静岡大橋」まで。
ここから眺める景色は、静岡の絶景の1つではないでしょうか。
安倍川河口から眺める駿河湾を右手に、伊豆半島の山々。
少しづつ頭を左に回して、日本平、愛鷹山、そして、雪の被った名峰富士。
さらに、竜爪、真富士、十枚山と安倍奥の山々へ続きます。
そして、安倍川上流方向を眺めると、遠くに真っ白な南アルプス聖岳。
0メートルの駿河湾から3000メートルの南アルプスまで、全てを眺めることが出来ます。

富士を背景に眼下を見下ろすと、我が静岡の街が広がっています。
こんな素晴らしい風景と、雪のない温暖な駿河の国。
今年の静岡、少しでもいい話題がありますよう、祈らずにはいられません。
そして「吉蔵」も更に充実した良き年になるよう、努力するのみです。
年末から年始にかけ寒い日が続きましが、お正月いかがお過ごしでしょう。
私の元旦は、例年どおり町内の拝賀式に参列。
続いて、家族で屠蘇とおせちで新年を祝います。
元旦の新聞を眺め、年賀状を見たり、年始番組を録画したり、
街も静かに、一日が過ぎてゆきました。

二日目。
風もなく、穏やかな正月。
澄み切った空に誘われて、久しぶりにウォーキングに出掛けました。
目的地は、いつも素晴らしい眺めと感心しているあの場所。
普段、職人さんの帰りに通る「静岡大橋」まで。
ここから眺める景色は、静岡の絶景の1つではないでしょうか。
安倍川河口から眺める駿河湾を右手に、伊豆半島の山々。
少しづつ頭を左に回して、日本平、愛鷹山、そして、雪の被った名峰富士。
さらに、竜爪、真富士、十枚山と安倍奥の山々へ続きます。
そして、安倍川上流方向を眺めると、遠くに真っ白な南アルプス聖岳。
0メートルの駿河湾から3000メートルの南アルプスまで、全てを眺めることが出来ます。

富士を背景に眼下を見下ろすと、我が静岡の街が広がっています。
こんな素晴らしい風景と、雪のない温暖な駿河の国。
今年の静岡、少しでもいい話題がありますよう、祈らずにはいられません。
そして「吉蔵」も更に充実した良き年になるよう、努力するのみです。
2010年11月26日
静月庵にて炉開きを楽しむ
二ヶ月に一度の割りで、茶会を楽しむグループ「遊子連」。
今年でもう、10年になります。
それを記念しての、今月の茶会。
駿府公園内にある。紅葉山庭園「静月庵」にて催されました。
久しぶりに私も和風スーツに身を固めて、妻や友人と共に出掛けました。

さて、ご存じとは思いますが、茶の湯の世界ではこの時期が年の替わりで、
茶人の正月と言われます。
風炉を閉じ、炉を開くいわゆる「炉開き」の儀式を行います。
茶壺の封を切って、その年の新茶を初めていただく「口切の茶事」を行う場合もあります。
今年の11月9日は、旧暦の十月四日で、
月日に十二支を当てはめていくと、亥の月・亥の日に当たるそうで。
その亥の月・亥の日に、茶家では、風炉を閉じ、炉を開くのだそうです。
「遊子連」もこの慣習にのっとり、炉開きで新しい年を祝いました。

待合いでいただくそば茶で身を温め、いざ茶室へ。
点々と灯る露地行灯に道案内されて、水音が響くつくばいで手を清める。
薄明かりの向こうに見える、茶室のにじり口をくぐり、礼をして床の間を拝見。

床の間には、炉開きになくてはならない椿が一輪、清楚な姿でお出迎え。
掛け軸に一筆、「鳥啼山 更幽」 (鳥啼いて、山更に幽なり)
鳥の一声が、更に山の奥深さを象徴する漢詩です。
炉開きと記念茶会にちなんで、先ずは濃茶の振る舞いの儀。
黒楽茶碗を、3人で受け渡ししながら、深緑のねっとりした茶を回し飲みをする。
主菓子の甘みと、濃茶の苦みがほどよくブレンドし、口の中が清涼感で満たされる。
続いて二服目。
干菓子をいただいた後、それぞれ趣の違う茶碗で、薄茶をたしなむ。
「おさきに。」
「ご相伴させていただきます。」
「お手前頂戴いたします。」
主人と客人同士の挨拶と、和やかな会話。
日本の茶の文化の、もてなしのこころが随所に感じられる、至福のひととき。
闇の中に浮かぶ灯りも弱まり、夜が静かに更けていきました。
今年でもう、10年になります。
それを記念しての、今月の茶会。
駿府公園内にある。紅葉山庭園「静月庵」にて催されました。
久しぶりに私も和風スーツに身を固めて、妻や友人と共に出掛けました。

さて、ご存じとは思いますが、茶の湯の世界ではこの時期が年の替わりで、
茶人の正月と言われます。
風炉を閉じ、炉を開くいわゆる「炉開き」の儀式を行います。
茶壺の封を切って、その年の新茶を初めていただく「口切の茶事」を行う場合もあります。
今年の11月9日は、旧暦の十月四日で、
月日に十二支を当てはめていくと、亥の月・亥の日に当たるそうで。
その亥の月・亥の日に、茶家では、風炉を閉じ、炉を開くのだそうです。
「遊子連」もこの慣習にのっとり、炉開きで新しい年を祝いました。

待合いでいただくそば茶で身を温め、いざ茶室へ。
点々と灯る露地行灯に道案内されて、水音が響くつくばいで手を清める。
薄明かりの向こうに見える、茶室のにじり口をくぐり、礼をして床の間を拝見。

床の間には、炉開きになくてはならない椿が一輪、清楚な姿でお出迎え。
掛け軸に一筆、「鳥啼山 更幽」 (鳥啼いて、山更に幽なり)
鳥の一声が、更に山の奥深さを象徴する漢詩です。
炉開きと記念茶会にちなんで、先ずは濃茶の振る舞いの儀。
黒楽茶碗を、3人で受け渡ししながら、深緑のねっとりした茶を回し飲みをする。
主菓子の甘みと、濃茶の苦みがほどよくブレンドし、口の中が清涼感で満たされる。
続いて二服目。
干菓子をいただいた後、それぞれ趣の違う茶碗で、薄茶をたしなむ。
「おさきに。」
「ご相伴させていただきます。」
「お手前頂戴いたします。」
主人と客人同士の挨拶と、和やかな会話。
日本の茶の文化の、もてなしのこころが随所に感じられる、至福のひととき。
闇の中に浮かぶ灯りも弱まり、夜が静かに更けていきました。
2010年09月02日
車の窓を開けて9月の風を感じよう
9月に入っても、一向に衰えることのない猛暑。
「この暑さ、いったいいつまで続くのだろう。」
「もう、いやになっちゃうねぇ。」
毎日がこの言葉のくりかえし。
でも、最高気温は8月と何ら変わらなくても、
空の模様も、虫たちの音も、体に感じる風も、確実に秋めいています。

車で職人さん回りをするとき、出来るだけクーラーを使わないで、
窓を開けて、外から風を入れるようにしています。
昨日などは、昼間でも風がさわやかでした。
人間の体は1℃の違いを敏感に感じるように出来ているようで、
(いや、人間が感じられる範囲で決められた測定値なんですよね。)
調べたら、やっぱり最高が31℃。
でも、ほとんどの車がすべての窓を閉め切って運転しています。
静岡駅の車乗降場で迎えに来ている車の列。
お稽古に子供を送って待っている車の列。
夜になっても、停車している車の多くがエンジンをつけ、窓を閉めています。
自然の風の心地よさを、クーラーより快適に感じることが出来るように。
早朝、午前、午後、夜、と気温の変化をより敏感に感じることが出来るように。
さあ、車の窓を開けて、9月の風のさわやかさを体に感じてみましょう。
「この暑さ、いったいいつまで続くのだろう。」
「もう、いやになっちゃうねぇ。」
毎日がこの言葉のくりかえし。
でも、最高気温は8月と何ら変わらなくても、
空の模様も、虫たちの音も、体に感じる風も、確実に秋めいています。

車で職人さん回りをするとき、出来るだけクーラーを使わないで、
窓を開けて、外から風を入れるようにしています。
昨日などは、昼間でも風がさわやかでした。
人間の体は1℃の違いを敏感に感じるように出来ているようで、
(いや、人間が感じられる範囲で決められた測定値なんですよね。)
調べたら、やっぱり最高が31℃。
でも、ほとんどの車がすべての窓を閉め切って運転しています。
静岡駅の車乗降場で迎えに来ている車の列。
お稽古に子供を送って待っている車の列。
夜になっても、停車している車の多くがエンジンをつけ、窓を閉めています。
自然の風の心地よさを、クーラーより快適に感じることが出来るように。
早朝、午前、午後、夜、と気温の変化をより敏感に感じることが出来るように。
さあ、車の窓を開けて、9月の風のさわやかさを体に感じてみましょう。
2010年07月23日
猛暑お見舞い・対暑法
梅雨明け以降、猛烈な暑さが続いています。
猛暑お見舞い申し上げます。
今朝のNHKの天気予報では、今年の夏は、
「高」「高」「高」ばかり。
3ヶ月予報でも、9月まで暑い日が続くようです。
無理をせず、くれぐれも体調の管理に気を付けてください。
さて、昼間の暑さはともかく、
体力回復のための睡眠は充分取れているでしょうか。
一晩中クーラーをつけている、あるいは扇風機の風に当たってしのいでいる。
そういう方もいらっしゃるとは思いますが、私の場合は両方ともダメ。
足元が冷えてきたり、のどが痛くなってしまいます。

現在わたしの行っている安眠対暑法は、いたって原始的なもの。
冷蔵庫で冷やしておいた保冷剤を、タオルでグルグルまきにして、
頭の下に置いたり、おでこに載せたりして、頭部を冷やしています。
こうすると、冷たさで目が覚めることはありますが、
体中汗をビッショリかく、ということはなくなりました。
多くの方が試みていると思いますが、まだの方はお試しあれ。
いずれにしても、頭部をクールにしておくことが安眠の秘訣と思います。
どなたか、他にもいい安眠法があったら教えて下さい。
猛暑お見舞い申し上げます。
今朝のNHKの天気予報では、今年の夏は、
「高」「高」「高」ばかり。
3ヶ月予報でも、9月まで暑い日が続くようです。
無理をせず、くれぐれも体調の管理に気を付けてください。
さて、昼間の暑さはともかく、
体力回復のための睡眠は充分取れているでしょうか。
一晩中クーラーをつけている、あるいは扇風機の風に当たってしのいでいる。
そういう方もいらっしゃるとは思いますが、私の場合は両方ともダメ。
足元が冷えてきたり、のどが痛くなってしまいます。

現在わたしの行っている安眠対暑法は、いたって原始的なもの。
冷蔵庫で冷やしておいた保冷剤を、タオルでグルグルまきにして、
頭の下に置いたり、おでこに載せたりして、頭部を冷やしています。
こうすると、冷たさで目が覚めることはありますが、
体中汗をビッショリかく、ということはなくなりました。
多くの方が試みていると思いますが、まだの方はお試しあれ。
いずれにしても、頭部をクールにしておくことが安眠の秘訣と思います。
どなたか、他にもいい安眠法があったら教えて下さい。
2010年01月02日
kittsan家の元旦
煌々とした満月に見守られ、寒風に送られて、2010年が始まりました。
皆様、明けましておめでとうございます。
普段、毎日の繰り返しに追われている私たちにとって、
正月は、一年の感覚がよみがえってくる貴重なひと時です。

元旦の最初は、何十年も続いている、町内の拝賀式。
私の家の隣の公園に集まり、新年の挨拶をして乾杯となります。
今年は寒さが厳しく、例年の半分の参加者でした。
続いて、家族で新年の挨拶をします。
暮れに準備したおせち料理を、皆で手分けして輪島塗の重箱に詰めます。
田作り、黒豆、たたきごぼう、かまぼこ、伊達巻き、数の子、なます、・・・・。
酒器に入った屠蘇は、年少者から順番に注いで、若者の生気を年長者に渡していきます。
そして、家族がそれぞれ今年の抱負を語り、正月を祝います。
午後は近くの神社に初詣に出かけ、今年の無事を祈ります。
夜は、こころ新たに、花びら餅を主菓子に簡単な茶会を楽しみます。
こうして、元旦の一日は、毎年の決まり事のうちに暮れてゆきます。
「紅白歌合戦」が、60年たっても廃らないように。
町内の拝賀式が、何十年も続いているように。
我が家の新年の儀式が、何年も繰り返されるように。
途切れることなく、継続していくことこそ、
日本の、大切な文化を伝え、守っていく一番の方法なのでしょう。
皆様、明けましておめでとうございます。
普段、毎日の繰り返しに追われている私たちにとって、
正月は、一年の感覚がよみがえってくる貴重なひと時です。

元旦の最初は、何十年も続いている、町内の拝賀式。
私の家の隣の公園に集まり、新年の挨拶をして乾杯となります。
今年は寒さが厳しく、例年の半分の参加者でした。
続いて、家族で新年の挨拶をします。
暮れに準備したおせち料理を、皆で手分けして輪島塗の重箱に詰めます。
田作り、黒豆、たたきごぼう、かまぼこ、伊達巻き、数の子、なます、・・・・。
酒器に入った屠蘇は、年少者から順番に注いで、若者の生気を年長者に渡していきます。
そして、家族がそれぞれ今年の抱負を語り、正月を祝います。
午後は近くの神社に初詣に出かけ、今年の無事を祈ります。
夜は、こころ新たに、花びら餅を主菓子に簡単な茶会を楽しみます。
こうして、元旦の一日は、毎年の決まり事のうちに暮れてゆきます。
「紅白歌合戦」が、60年たっても廃らないように。
町内の拝賀式が、何十年も続いているように。
我が家の新年の儀式が、何年も繰り返されるように。
途切れることなく、継続していくことこそ、
日本の、大切な文化を伝え、守っていく一番の方法なのでしょう。
2009年10月15日
Climate Change (気候変動)
今年の夏期は、前半雨天が続き、夏らしくなったのは8月中旬。
また、後半は、晴天続きの残暑が長く、秋の来ない9月だった。
秋の支度をして行った9月のウィーンは、夏のような暑さだった。
シルバーウィークの静岡も、30度近い日が続いて、例年より温度が高かった。
母は、最近すずめが来なくなったという。
こうもりが飛んでいるのも、見なくなったという。
そういえば、雨の降り方も極端なときがあり、時々公園側の道路が冠水する。
こういう身近なところの変化が、直接「気候変動」に関係しているのか分からない。
メディアは例年と違う気候の変動があると、異常気象だと騒ぐけれど、本当だろうか?

AFP-BBNews
「絶滅危ぐ種を示す「レッドリスト(Red List)」の08年度版が6日発表され
世界の哺乳(ほにゅう)類の半分の種で個体数が減少している上、
三分の一以上の種は絶滅の危機に瀕していることが明らかになった。」
人類にとっても、最近大騒ぎになっている、新型インフルエンザ。
「気候変動」によって、大流行の可能性があるかもしれない。
高齢者、幼児、持病を持つ人など、
生活弱者から徐々に、環境に適合しにくくなっている。
不気味な警鳴が上がってくる。
地震、火災、洪水など、大災害を経験したことがない者にとって、
危機意識はなかなか起こりにくい。
一寸先は闇、の人の命であること。
生命体は人間だけでないこと。
blog action day
「気候変動」がもたらす、地球環境の変化を考えるきっかけとなった日です。
また、後半は、晴天続きの残暑が長く、秋の来ない9月だった。
秋の支度をして行った9月のウィーンは、夏のような暑さだった。
シルバーウィークの静岡も、30度近い日が続いて、例年より温度が高かった。
母は、最近すずめが来なくなったという。
こうもりが飛んでいるのも、見なくなったという。
そういえば、雨の降り方も極端なときがあり、時々公園側の道路が冠水する。
こういう身近なところの変化が、直接「気候変動」に関係しているのか分からない。
メディアは例年と違う気候の変動があると、異常気象だと騒ぐけれど、本当だろうか?

AFP-BBNews
「絶滅危ぐ種を示す「レッドリスト(Red List)」の08年度版が6日発表され
世界の哺乳(ほにゅう)類の半分の種で個体数が減少している上、
三分の一以上の種は絶滅の危機に瀕していることが明らかになった。」
人類にとっても、最近大騒ぎになっている、新型インフルエンザ。
「気候変動」によって、大流行の可能性があるかもしれない。
高齢者、幼児、持病を持つ人など、
生活弱者から徐々に、環境に適合しにくくなっている。
不気味な警鳴が上がってくる。
地震、火災、洪水など、大災害を経験したことがない者にとって、
危機意識はなかなか起こりにくい。
一寸先は闇、の人の命であること。
生命体は人間だけでないこと。
blog action day
「気候変動」がもたらす、地球環境の変化を考えるきっかけとなった日です。
2009年07月08日
星に願いを
うっとうしい梅雨の季節にあっても、
7月7日の夜は、何度となく空を見上げてしまいます。
ご近所の軒先には、昔ほど大きくはないけれど、
短冊を掛けたササ飾りがあちこちで見られます。
「サッカーの試合に勝ちますように。」
「ピアノが上手になりますように。」
色とりどりの短冊に、出来るだけたくさんの夢を書いて、願いを託す子供たち。
「○○君が元気になりますように。」
子供も、友達も、両親も、思いは同じ。
たくさんの短冊に、ただひとつの願いを書いて、星に託す人達もいます。

そんな、七夕の日のこと。
KAGUメッセで、吉蔵のブースに立ち寄り、
「厨子カシコ」を気に入って下さったお客様が、工房にいらっしゃいました。
「家族の団らんの場所が、やっと決まりました。」
ご自分にも、子供さんにも、一番気持ちが通じ合えるように、
色々な偲ぶ形を、考えられたそうです。
最終的に、厨子カシコがお仲間に入れて頂くことになりました。
子供さんの笑顔、ご両親の笑顔がいつまでも続くことを祈りながら、
丁寧に、大切に、製作させていただきます。
(画像は星座写真ギャラリーのHPから借用しました。)
7月7日の夜は、何度となく空を見上げてしまいます。
ご近所の軒先には、昔ほど大きくはないけれど、
短冊を掛けたササ飾りがあちこちで見られます。
「サッカーの試合に勝ちますように。」
「ピアノが上手になりますように。」
色とりどりの短冊に、出来るだけたくさんの夢を書いて、願いを託す子供たち。
「○○君が元気になりますように。」
子供も、友達も、両親も、思いは同じ。
たくさんの短冊に、ただひとつの願いを書いて、星に託す人達もいます。

そんな、七夕の日のこと。
KAGUメッセで、吉蔵のブースに立ち寄り、
「厨子カシコ」を気に入って下さったお客様が、工房にいらっしゃいました。
「家族の団らんの場所が、やっと決まりました。」
ご自分にも、子供さんにも、一番気持ちが通じ合えるように、
色々な偲ぶ形を、考えられたそうです。
最終的に、厨子カシコがお仲間に入れて頂くことになりました。
子供さんの笑顔、ご両親の笑顔がいつまでも続くことを祈りながら、
丁寧に、大切に、製作させていただきます。
(画像は星座写真ギャラリーのHPから借用しました。)
タグ :七夕
2009年04月03日
朧月夜を歌う樋口一葉

おもふこと 少し洩らさむ友もがな うかれてみたき朧月夜に
「朧月夜に浮き立つように、恋心を少しだけ話せる友がほしい。」
二十四歳で没した樋口一葉が、死の前年に作った歌だそうです。
日経新聞の夕刊<耳を澄ましてあの歌この句>に解説がありました。
文筆家として家族を養う貧しい生活のなか、一葉に真の友人はいなかった。
世間にも、恋しい人にも肩肘を張ってきた一葉が、春のあまい月夜に、
ほんの少し酔わされた瞬間があったのだろう。
このコラムの担当者、歌人の佐伯裕子さんは述べています。
糸のように細い下弦の月も、だんだんに満ちてきました。
いつの間にか満開になったお堀の桜も、妖艶な姿で私たちをときめかせます。
天才にも凡人にも、貧しくても病んでいても、春はやさしく語りかけています。

「指物吉蔵・春の室礼展」ーしつらいの家具・もてなしの器ー
会期 2009年4月10日(金)〜14日(火)
時間 午前10時〜午後5時
会場 しずぎんギャラリー四季 静岡市追手町1-13アゴラ静岡7F
電話 054-250-8778
御来場お待ちしております。
(上の画像はいちろうさんの写真「おぼろ月」より借用しました。)
2009年01月08日
初釜を楽しむ
二ヶ月に一度、仲間で行っている自由な茶会。
今年は正月早々、初釜にお招きいただきました。
主人は茶道歴二十数年のベテランMさん。
彼女の催す茶会は初心者でも十分楽しめる、気楽さがもっとう。
私のような作法のない者でも、至福のひとときを味わう事が出来ました。

「あかねさす むらさきぬゆき しめぬゆき」
待合の軸には大海人との恋のうた(額田王作)
「あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」の一部
正月のすがすがしく、ときめく気分を味合わせてくれます。
「洗 心」
茶室の軸に込められた、新しい年に対する身の締まる思い。
対比の妙に主人の心遣いが感じられます。

正月を寿ぎ、特別に濃茶手前のもてなしを受けました。
主菓子は初釜らしく、花びら餅。
ごぼうと味噌の芳しい香りと味が絶品です。
Mさんの茶会に参加していつも思う事は、お客様に対するもてなす姿勢のしなやかさ。
私たち素人に配慮して、分かりやすく普段着で参加できるよう、きめ細かな気配りがあります。
子供さんが参加したり、茶室で世間話に花が咲いたりします。
茶会は堅苦しく、緊張する場合もありますが、
今回のようなおもてなしは、
たとえば、家具の展示会にお客様を招く時の参考にもなり、
私にとって、とても有意義なものでした。
今年は正月早々、初釜にお招きいただきました。
主人は茶道歴二十数年のベテランMさん。
彼女の催す茶会は初心者でも十分楽しめる、気楽さがもっとう。
私のような作法のない者でも、至福のひとときを味わう事が出来ました。

「あかねさす むらさきぬゆき しめぬゆき」
待合の軸には大海人との恋のうた(額田王作)
「あかねさす 紫野行き標野行き 野守は見ずや 君が袖振る」の一部
正月のすがすがしく、ときめく気分を味合わせてくれます。
「洗 心」
茶室の軸に込められた、新しい年に対する身の締まる思い。
対比の妙に主人の心遣いが感じられます。

正月を寿ぎ、特別に濃茶手前のもてなしを受けました。
主菓子は初釜らしく、花びら餅。
ごぼうと味噌の芳しい香りと味が絶品です。
Mさんの茶会に参加していつも思う事は、お客様に対するもてなす姿勢のしなやかさ。
私たち素人に配慮して、分かりやすく普段着で参加できるよう、きめ細かな気配りがあります。
子供さんが参加したり、茶室で世間話に花が咲いたりします。
茶会は堅苦しく、緊張する場合もありますが、
今回のようなおもてなしは、
たとえば、家具の展示会にお客様を招く時の参考にもなり、
私にとって、とても有意義なものでした。
2008年08月18日
男も冷えるんです。
残暑お見舞い申し上げます。
暑さの途切れる時がありませんね。
でも、私の場合、このクソ暑いのに靴下が手放せない。
何年か前から、真夏でも短パンがはけなくなった。
Tシャツ一枚ではクーラーの中には行けない。
いつも冷えないよう、シャツを用意しています。
そしてこの頃は靴下も・・・。
顔は暑くて汗をかいているのに、すねやひじが冷えてくる。
別に長い手足でもないのに、何で先っぽまで血がいかないいんだろう。
一人前に、血圧も低くないです!

今時の若者は、すねだしルック。ギャルは肩も、脚も素のまんま。
涼しいんだろうけれど、クーラーの中で大丈夫なんですかね〜。
冷えは女性の専売特許ではなく、一丁前に男も冷えるんです。
暑さの途切れる時がありませんね。
でも、私の場合、このクソ暑いのに靴下が手放せない。
何年か前から、真夏でも短パンがはけなくなった。
Tシャツ一枚ではクーラーの中には行けない。
いつも冷えないよう、シャツを用意しています。
そしてこの頃は靴下も・・・。
顔は暑くて汗をかいているのに、すねやひじが冷えてくる。
別に長い手足でもないのに、何で先っぽまで血がいかないいんだろう。
一人前に、血圧も低くないです!

今時の若者は、すねだしルック。ギャルは肩も、脚も素のまんま。
涼しいんだろうけれど、クーラーの中で大丈夫なんですかね〜。
冷えは女性の専売特許ではなく、一丁前に男も冷えるんです。