2008年07月28日

my best furniture/C・C「ラブチェア」他

100回目。 my best furnitureはイタリア家具と李朝家具からひとつづつ。
 
チェコッティ・コレッティオーニ社 「STORICA D.R.D.P」(ラブチェア)

my best furniture/C・C「ラブチェア」他

イタリアの技術とセンスを代表するような家具だと思います。
こういう有機的なデザインは苦手だけれど、
この二人掛椅子はまとわりつくような強烈な魅力がある。
斜め内側へ向かうラインは、何かを予感させる装置としてのラブチェアそのもの。
軽やかなユーモアと気品のある色気を感じませんか?
キーラ・ナイトレイと、この椅子に座って見つめ合ってみたいものです。
ブラックチェリーの木部、深紅のビロードの座面、中央にシルバーのプレート。
100万円ちかい価格の名作椅子です。


李朝家具「文匣」(ぶんこう)19世紀製作 ソウル国立中央博物館蔵

my best furniture/C・C「ラブチェア」他

両班(ヤンバン)の書斎で、文房四宝(筆・墨・硯・紙)を納めたり、飾ったりして使用する家具です。
細長過ぎて中央部が垂れていますが、
そういう細かい所を気にさせないのが李朝家具のバランスの良さ。
伸びやかですがすがしい、目が中央にあり、ちょうどカニが両足を踏ん張った形に見えてくる。
こちらもユーモアと気品を備えた美しいデザインの李朝家具の代表作です。
ソウルの国立中央博物館で見ましたが、幅140cm奥行22cmの思っていたより小さい家具でした。

イタリア家具と李朝家具、私にとってあこがれの世界の家具、両雄です。

(画像はC.コレッティオーニのカタログと「韓国の木家具」より借用しました。)


同じカテゴリー(家具の事)の記事画像
三人三様のZUSHI KASHIKO(厨子カシコ)
しあわせな家具
今年のKAGUメッセの案内が出来てきましたよ。
前進する力/家具組合全体会議から
Couple Wining !! / MUZEUM・グッドデザイン静岡 大賞受賞
十人にはそれぞれ十の祈り方がある
同じカテゴリー(家具の事)の記事
 三人三様のZUSHI KASHIKO(厨子カシコ) (2014-11-20 09:08)
 しあわせな家具 (2013-08-01 09:01)
 今年のKAGUメッセの案内が出来てきましたよ。 (2013-05-02 09:11)
 前進する力/家具組合全体会議から (2013-02-08 14:02)
 Couple Wining !! / MUZEUM・グッドデザイン静岡 大賞受賞 (2012-10-30 09:45)
 十人にはそれぞれ十の祈り方がある (2012-10-02 09:18)

Posted by kittsan at 08:21│Comments(3)家具の事
この記事へのコメント
祝100回達成♪
おめでとうございます。

ブログを始められたのが、私と同じ2月からなのですね。
5ヶ月で月20回の更新!
私は何回なんだろうと、はじめて気になりました。
戻って確認してみようっと。
Posted by ゆいまーる at 2008年07月28日 08:37
確認しました。
現時点で、105回でした。(2/7〜開始。)
ここ6日間、毎日更新しています!いつまで続くことやら・・

「ラブチェア」
妖艶ですね。一度お目にかかって座ってみたいけど、
我家に、私にそぐわなすぎます。。
それにひきかえ、「文匣」落ち着きます。
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年07月28日 08:45
ゆいまーるさんもすでに100回を突破していたんですね。
おめでとうございま〜す。
かたちにこだわるオヤジなものですから、
たいそうに記念ブログなんか披露してしまいました。
こうなったらお互い200回まで続けていきましょう!。
Posted by kittsankittsan at 2008年07月29日 00:31
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
my best furniture/C・C「ラブチェア」他
    コメント(3)