2011年01月13日

こんな 自慢ばなし

東京でIT関係に務めている娘から、こんなメールがありました。

会社の上司が面白いリンクサイトを教えてくれたので送ります。
これを参考に家具を売ってみては?
うちは歴史だけはあるので。


こんな 自慢ばなし



もう数年ほど前になります。
海外展示会に出展のチャンスに恵まれ、パリまで行ったことがあります。
その際、思い切って吉蔵HPに、Englishバージョンを設けました。

しばらくして、エアメールが届きました。
差出人は、イギリスのデザイン系大学の教授の方からです。
弊社の英語HPを見たようで、その中にある「島桑壁面厨子」の写真をコピーしてあり、
厨子をはじめ、島桑製品の資料を送って欲しいとのことでした。

こんな 自慢ばなし

そして、教授との手紙のやりとりの後、実際に「島桑壁面厨子」をお買上いただきました。
(このあたりの詳細は、kittsan流ブログ「島桑マニアのイギリス人」を御覧下さい。)
その後も、「吉蔵」の島桑製品を気に入って下さり、継続してご注文頂いている、
弊社にとって、大切なお客様になっているのですが、
それにはこんなきっかけがありました。

商品を送るとき、国内なら段ボールケースに入れ送付するのが普通です。
しかし、慣れない海外輸送のこと、さらに厨子という特性を思い、
桐箱に入れてイギリスに送りました。

その後、商品を受け取った教授から
「こんな丁寧なパッケージは見たことがない。Wonderful !!」
という内容の手紙がありました。
中身の島桑厨子もさることながら、
同じ指物職人による桐のケースに、いたく感動して下さったのでしょうか。

こちらとしては、高価な厨子だから破損しては元も子もないと思い、
基本的に、厳重な梱包を心掛けたつもりだったのですが、
こうした気配りの中に、日本人特有の「丁寧なもの作り」を感じ取っていただいたようです。

そしてもちろん、今ではプレゼントの交換もさせて頂く、親しいお客様です。


さて、このお話し。
「1万円のおろし金を売るストーリー、売るための物語という手段」
というサイトの意味するものと、同じものなのかわかりませんが、
そのサイトを参考にした、少々自慢ばなしにも聞こえる、「吉蔵」の物語でありました。


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Posted by kittsan at 09:01│Comments(0)家具の事
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