2011年10月27日

映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

10月初旬、閉館を惜しむ映画ファンで賑わった七間町映画館街。
それが、セノバへ移って、映画館の灯りが消えました。
そして今、映画館は解体の準備に入っています。

映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

先日、映画街を通ったら、早くも3つの映画館の壁面に足場が掛かっていました。
報道によると、オリオン座後は、静岡市が買い取り、
上下水道局庁舎を建設する予定らしい。
また、ピカデリー、ミラノ跡地は、ゼネコンのヨシコンに譲ったので、
マンションか何かがその内出来るでしょう。
映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

また、貴重なタイル壁画「グランドジャット島の日曜日の午後」は、
保存が困難なため、一部だけを市役所かどこかの壁面に飾っておくそうですね。
どうやって剥がすのか分かりませんが、わたしもお裾分けいただけるとうれしい。

人の流れはすっかり鷹匠町や伝馬町の方に移ってしまい、
七間町界隈は、シャッターの降りている店もあり、夜は薄暗い感じがします。
もっとも、この位の明るさと静けさがタウンウォッチングには気持ちがいいのですがね。


映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

さて、その七間町の歴史を写真パネルで展示した「昔なつかし写真展」が、
伊勢丹前のミライエ2Fで展示されているので見てきました。

映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

それが何と、明治大正時代からの静岡のお街の貴重な写真ばかり。
映画街あり、名店街あり、なつかしい空に掛かる地球儀のネオンあり。
驚いたのは、大正時代に安倍川の大洪水があり、町中が水浸しになった写真。

映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

そして、トンボやさんの内装が、あの倉俣史朗氏がデザインした事。
それから、駿府城のお堀にボート乗り場があった事、ご存じでしょうか?

映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

人の記憶って、いつの頃のものがいちばん鮮やかに蘇ってくるのでしょうか。
頭の中のスクリーンに映し出される光景は、子供の頃、あるいは青春時代?
古い写真によって呼び戻される風景の、なんと純化されていることか。

映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ

テーブルに置いてあった、「七間町物語」と「静岡映画館物語」。
映画館の本はもっているけれど、「七間町物語」は一般に販売されたものでなく、
地域の人たちに配布された資料本だそうです。
3000円という価格がついていたので、もしかしたら譲っていただけるかもしれません。



同じカテゴリー(社会の事)の記事画像
54,412票!
自分の子供が選挙に出たなら・・・。
遅れてきたポスター
参議院選、必ず投票します。
インテリジェンスの力、きみたちどうなんだ?
東山旧岸邸の華麗なる家系図
同じカテゴリー(社会の事)の記事
 言葉は言い様 姿は見せ様 (2016-07-16 10:02)
 54,412票! (2016-07-12 11:44)
 自分の子供が選挙に出たなら・・・。 (2016-07-09 10:30)
 遅れてきたポスター (2016-07-07 08:30)
 参議院選、必ず投票します。 (2016-07-05 08:30)
 インテリジェンスの力、きみたちどうなんだ? (2015-05-13 09:16)

Posted by kittsan at 09:02│Comments(0)社会の事
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
映画館解体が始まる七間町の今の姿と昔懐かし写真展@ミライエ
    コメント(0)