2008年09月09日

奈良千秋さんと山本英樹さんの器

吉蔵「秋の室礼展」も間近になってきました。
室礼展では吉蔵の家具の展示とともに、花器や香炉、皿、壺など、器の紹介もさせていただきます。
今回の器の作家は奈良千秋さんと山本英樹さん。

奈良千秋さんと山本英樹さんの器奈良千秋さんと山本英樹さんの器

奈良さんは以前ブログで紹介させていただきました。
吉蔵の家具と良くマッチし、お互いの良さを引き立ててくれるので、
10年ほど前の「室礼展」のから協力していただいています。
長野県真田町のゆったりした山あいに工房があります。
奈良千秋さんは日本の磁器作家の第一人者で、その端正で気品ある白磁、青白磁に多くのファンがいます。
古典的な祭器の要素とモダンなデザインが組み合わさった、暖かみと清潔感溢れる作風。
特にへらを使って均等に面を作っていく鎬文(しのぎもん)は彼の最高の技術。
今回は、香炉、壺、花器を始め、実用的な湯飲み、皿などを展示します。

奈良千秋さんと山本英樹さんの器奈良千秋さんと山本英樹さんの器

山本英樹さんは若手の器作家。
佐賀県伊万里市出身で有田焼の窯元で育ち、後、陶芸家番浦史郎氏に師事。
現在「陶仙房」という窯名で、料理用の器や、花器などを製作しています。
山本さんが生み出した、玄釉(釉薬の一種)による黒い器は、
土の感覚プラス金属や紙のようなシャープ感を持ち、モダーンな侘び感があります。
また、繭碗、しのぎ銘々皿など、自在なフォルムが特徴で、盛る人に挑戦しているようです。
三越の展示会に共に出展した折、お会いし、すっかりファンになりました。
料理人さんに大人気の玄釉の器、ぜひ室礼展でご覧になって下さい。

陶仙房(山本英樹) HP http://www.geocities.jp/cyawan_ya1995/T1.htm

吉蔵 秋の室礼展
  会期  2008年9月12日(金)〜14日(日)
  時間  午前11時〜午後7時  (最終日は午後4時まで)
  会場  駿府公園紅葉山庭園茶室


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Posted by kittsan at 07:53│Comments(3)展示会の事
この記事へのコメント
ますます期待に胸が膨らみます♪
Posted by ゆいまーるゆいまーる at 2008年09月09日 10:41
いよいよですね。
先日は、パンフレットをお送りいただき、ありがとうございました。
「リビング静岡」にも紹介されていましたね。
(何もしていなくて、すみません。)
せめてもと、ブログで告知させていただきました。
いろいろ大変でしょうけれど、どうぞがんばってください。
Posted by ぱらぽん at 2008年09月10日 22:19
ゆいまーるさん、ぱらぽんさん、コメントありがとうございます。
やはり、日本の数寄屋家屋の存在感はすごいです!
家具の配置は結構難しい。
それでも、家具が入ると生活感が出てきて、落ち着きます。
どうぞ、御来場の上、感想を聞かせてください。
Posted by kittsankittsan at 2008年09月12日 02:22
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    コメント(3)