2011年11月04日

今年のIFFT(interiorlifestyle living)ひと巡りと私の感想。

文化の日(11/3)IFFT視察のため東京へ。
ついでに、東京のデパート2カ所に展示してある「吉蔵」の状況も。
銀座三越展示会以降の様子、小田急百貨店socococo売場が気になります。

一昨年は当事者として参加したIFFT。
今回は2年振りの見学で、どんなシーンが見られるか、ワクワクして出掛けました。

今年のIFFT(interiorlifestyle living)ひと巡りと私の感想。

入場者登録して入口からはいると、先ずはIFFTらしさが懐かしい家具部門。
旭川、静岡、加茂、徳島など、家具産地のブースがずらり。
その産地なりの特徴が見られますが、ことしはハッと目に留まるブースが少ない。
強いて言えば、イタリア人女性デザイナーの作品が特徴的な「森繁」あたりかなあ。

今年のIFFT(interiorlifestyle living)ひと巡りと私の感想。

若きクリエーターの活躍の成果「ARTISAN」や「SOON」を過ぎ、
静岡発新商品開発プロジェクト「つなぐデザイン」のブースへ。
参加企業や昨今の経済状況か、大型家具はなく、小木製品、雑貨類が多い。
企業とデザイナーの蜜月が過ぎ、これからシビアーな販売展開となるので、
皆さん、真剣な面持ちで、来場者に説明されていました。

今年のIFFT(interiorlifestyle living)ひと巡りと私の感想。

会場の中央はまさに、Interiorlifestyle展そのもの。
壇上にずらっとモノを並べる、いわゆる雑貨ブースが延々と広がっています。
ひとつは、全国各地から発信する伝統工芸品のニューウェーブ。
もうひとつは、アッシュコンセプトなどの、若者人気の工業製品雑貨。
震災のあった東北から「けっぱれ東北」ブースなどもありました。

今年のIFFT(interiorlifestyle living)ひと巡りと私の感想。

さらに進むと妻の関心のあるテキスタイルコーナーがその奥にあります。
世界のFurniture Trend、四つのシーン展示にあった、ファブリックがお目当て。
インド産のオールドキリムのパッチワークの絨毯が美しい。
なんと上代15万円のお得感からか、完売と聞き、妻は残念そうでした。

そのほか、海外出店ブース、「Cafe & Bar Style」コーナーもありましたが当方時間切れ。
コンパクトにまとまった会場を約3時間、ぐるっと回ってきました。


そんな駆け足IFFTめぐりでしたが、ざっと見ての印象を2つ、3つ。
・家具ブースは、定番「北欧スタイル」にマンネリ感がみえ、どこも似たり寄ったり。
 こんな時、(伝統ある)静岡家具の出番だと思うのですが・・・。

・雑貨ブースは、全国各地の後継者(若者)達の伝統品に対するモノを見る目が課題。
 他産地や同業者のまねでなく、その土地独自のオリジナリティを蘇らせたい。
 そんな、技術とセンスのあるクリエーターの作品があちらこちらで見られました。

永遠に美しく、コアなもの作りを可能にするのが、地方の伝統技術と文化の底力。
大企業や著名デザイナーが展開する、家具シーンのつまらなさに比べ、
小さくても魅力あるブースが、これから台頭してくる予感のある、今年のIFFTでした。



同じカテゴリー(展示会の事)の記事画像
ブルーグリーンの世界「青磁のいま」
秋の彼岸の晴れた日に、山の上ギャラリー「祈りのかたち」展へ。
メッセまで、あと一週間・・・しかない。
良い方向へ動いた「暮らしの調度展2014」終了しました。
「暮らしの調度展2014」始まりました。
吉蔵「秋の室礼展」11月8日(金)からです。
同じカテゴリー(展示会の事)の記事
 ブルーグリーンの世界「青磁のいま」 (2015-06-29 09:24)
 秋の彼岸の晴れた日に、山の上ギャラリー「祈りのかたち」展へ。 (2014-09-23 13:36)
 メッセまで、あと一週間・・・しかない。 (2014-05-27 08:27)
 良い方向へ動いた「暮らしの調度展2014」終了しました。 (2014-04-18 09:01)
 「暮らしの調度展2014」始まりました。 (2014-04-03 09:33)
 吉蔵「秋の室礼展」11月8日(金)からです。 (2013-11-03 09:45)

Posted by kittsan at 09:30│Comments(0)展示会の事
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
今年のIFFT(interiorlifestyle living)ひと巡りと私の感想。
    コメント(0)